小笠原諸島は、2011年6月にユネスコの世界自然遺産に登録されて以降、
その存在を多くの方に知られるようになりました。
東洋のガラパゴスと称され、陸・海ともに自然豊かな島々です。
東京から約1000kmという離島であるにも関わらず東京都に属し、島を走る車は品川ナンバーというちょっと不思議な島です。

 

竹芝から1,000km離れた東京都

 

東京(竹芝)から南東へ1,000kmほど離れた太平洋に位置し、大小30以上の島からなり、
その中で一般の人が生活している島は父島と母島のみです。
人口は父島で約2000人、母島で約500人。
今現在はほとんどが小笠原の魅力に魅せられた移住者で、その2世代3世代の若者が多く暮らしています。
島の平均年齢は38歳!!日本一若い島です!

 

年平均気温23.2℃!
1年中過ごしやすい温暖な島。

 

緯度は沖縄と同じくらいで、父島では年平均気温23.2℃、
冬期間でも平均気温は18.8℃と温暖であることから亜熱帯特有の動植物が多く見られます。
とはいえ、最近本土はヒートアイランド現象などにより酷暑続きです。
それに比べれば小笠原は涼しい方かもしれません。
また、年間を通して海洋レジャーやマリンスポーツが盛んに行なわれています。
小笠原の海開きは1月1日の元旦に行われるのです。
よって1年中泳げるんです!

 

交通手段は船のみ!
6日に1便のおがさわら丸が島の生活を支えています。

 

飛行機はありません。
定期船おがさわら丸(東京竹芝桟橋より出港)が、島の生活物資や荷物を運んで暮らしを支えています。
観光客もおがさわら丸でしか小笠原へ行くことができません。
おがさわら丸は約6日に一度の運航となりますので、
お越し頂くには最低5泊6日必要となります。
ちなみに片道24時間かかりますので、5泊のうち船中泊が2泊となり、
島に滞在して頂けるのは3泊となります。

 

おがさわら丸の入港日はスーパーに行列!

 

島にコンビニやドラッグストアはありません。
ですが、早朝から夜遅くまで営業しているスーパーや商店があり、診療所もございます。飲食店も多いです。不自由なく生活して頂くためのモノや施設は揃っております。
物資は全て船によって6日に1度入荷します。
ですので父島におがさわら丸が入港する日のスーパーは島民で行列ができるほどの賑わいです。菓子パンが人気です。
野菜やフルーツは、島で収穫できるものも多く、その都度店頭に並びます。
その他、郵便局・銀行・ATMなどございます。