<span class="hpt_headertitle">小笠原の気候について</span>
テレビを見ていてもなかなか天気予報で取り上げられることも少なく、気象庁は梅雨入りを宣言してくれなかったり、そもそもの天気予報が当たらない…そんな小笠原の気候についてのご案内です。
プロの気象予報士の予報が当たらない「気象予報士泣かせな島」ですが、以下のご案内が少しでもお役に立てばと思います。

 

12月下旬~2月

 

■ザトウクジラのウォッチングシーズンとしていい時期になりますが、ご来島される方の多くが「こんなに寒いと思わなかった…」という日もあるくらい気温は下がることもあります。数値的に見ると大したことないですが、北風が優勢になる冬の間位は数字より3~4度くらい体感気温は低く感じられると思っておいていただくとよいでしょう。
ちなみに、島民の「寒い」の感覚は約20℃を下回ったくらいから…なのでニットに長ズボン、場合によっては薄手のダウンなど、思いの外厚着の島民を見かける事も多くなる時期です…笑
陸上、洋上、ともにウィンドブレーカーなどの防寒着が必要で、特に洋上では海況が落ち着かないことも多くなる時期なので、波飛沫などで濡れてもいいように速乾性の高いものなどがおすすめです。またネックウォーマーなども洋上では重宝しますよ。

 

【この時期の服装イメージ/1~2月(寒がりのスタッフ基準)】
陸上
中~厚手のネルシャツや薄手のフリース、トレーナー + 外ではウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの) + 長ズボン/ハーフパンツ + 登山用のスパッツなど
船上(泳がない場合)
中~厚手のネルシャツやフリース、トレーナー + ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレートのもの、かつ速乾性があるもの) + 長ズボン
船上(泳ぐ場合)
水着+サーフパンツ+ラッシュガード + ウェットスーツ(現地レンタル可) + ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの) + ネックウォーマー
※船上で泳がない時間帯は寒くないような服装で!!

 

3~4月

 

■1月~2月に比べると寒さも和らいできます。
ザトウクジラのウォッチングシーズンがピークから終盤に差し掛かり、南島で繁殖するカツオドリなども姿も見かけるようになる季節。
寒さが幾分和らぐとはいえ、北西風がまだ強く吹くこともある3月中はやはり防寒着は必須です。特に洋上では暑ければ脱ぐ、という感じで寒くならないような服装を心がけましょう。

 

【この時期の服装イメージ/3~4月(寒がりのスタッフ基準)】
陸上
薄~中手のネルシャツや長袖シャツ + ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの) + 長ズボン/ハーフパンツ + 登山用のスパッツなど
船上(泳がない場合)
薄~中手のネルシャツやフリース、トレーナー + ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの) + 長ズボン+ネックウォーマー
船上(泳ぐ場合)
水着+サーフパンツ+ラッシュガード+ウェットスーツ(現地レンタル可) + ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの)+ネックウォーマー
※船上での泳がない時間帯は寒くないような服装で!!

 

5~6月半ば

 

■もう流石に寒いと思う日はなくなってきます。GWを過ぎるとザトウクジラの姿も見られず、別の大型の鯨類であるマッコウクジラを探しに外洋に出られるようになるくらい、海も少しずつ穏やかな日が増えてきます。一方で5月のGW位から小笠原は雨季へ入り雨が多くなる季節です。例年大体6月の
半ばくらいまでは雨が多めの季節となり、山にもガスがかかりやすくなります。 ただ6月に入ると晴れれば日差しもかなり強くなるので服装は夏の服装で大丈夫な季節になってきます。

 

【この時期の服装イメージ/5~6月/現地スタッフ基準】
陸上
半袖+半/長ズボン(お天気に応じて)、雨が多いので合羽兼ウィンドブレーカーが必須(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの)。
★もうだんだんと半袖の使用率が多くなりますが、5月中はまだ朝晩が涼しいこともあるので、長袖のTシャツや薄手の羽織物があると良いでしょう。
船上(泳がない場合)
半袖、もしくは天気に応じて長袖Tシャツやトレーナーなど
+ウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性のあるもの) + 長ズボン
船上(泳ぐ場合)
水着+サーフパンツ+ラッシュガード+ウェットスーツ(現地レンタル可)+ウィンドブレーカー(上下セパレートで速乾性のあるもの)
★陸上は暖かく(場合によっては暑く)なりますが、水温はまだ低めですので泳いでから船に上がった後の防寒をしっかりと!

 

6月下旬~10月半ば

 

■6月半ば~後半で梅雨があけると、一気に夏色が広がります。この時期にはもう昼間はタンクトップや半袖、ハーフパンツで過ごせる日が続きますが、日差しの強さは内地の比ではありません。日焼け対策は万全に!!

 

【この時期の服装イメージ/6月下旬~10月半ば/寒がりのスタッフ基準】
陸上
半袖+半ズボンでOK(ただしトレッキングツアーなどでは長ズボンの着用を求められることもありますので各ガイドの基準に従って下さい)
船上(泳がない場合)
半袖+半ズボン(日焼けが心配な方は長袖の羽織物など)
船上(泳ぐ場合)
水着+サーフパンツ+ラッシュガード (場合によりウェットスーツ/現地レンタル可能)
★特に洋上での日焼け対策は必須!! 特に泳いだ後など既に日焼け止めが落ちてしまっている場合に注意です。船が走っているときは海風が当たる
為意外と涼しいと感じることもありますが、その間も日差しのもとでは肌がジリジリ焼けています。ツアーが終わった後などに火傷になってしまう
方もいらっしゃいますのでくれぐれもお気をつけ下さい!
~日焼け対策~
つばのあるキャップや麦わら帽子、日焼け止め、サングラスは特に夏の小笠原へのご旅行の際には必須です!

 

10月後半~12月中旬

 

■10月後半に差し掛かると小笠原も秋です。この頃になると朝晩が随分と涼しくなり、11月の秋の大神山神社例大祭がある頃になると夜は半袖だと寒いくらいに。台風や11月の秋雨によって夏の気配が少しずつ流れ落ちていきます。
この頃のご来島には夏の服装と秋の服装の両方が必要となり、11月~12月では内地の感覚でいうと秋(9~10月くらい)の服装となりますね。

 

【この時期の服装イメージ/10月後半~12月/寒がりのスタッフ基準】
陸上
上は半袖+寒くなった時にすぐに羽織れる衣類+下は半ズボンか場合によっては長ズボン。
11月中は雨も多いので速乾性のあるウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの)が必須です。
また12月に入ると少し厚めのシャツやフリース、トレーナー+ウィンドブレーカーが必要になる場面もあります。
船上(泳がない場合)
陸上と同じで多少濡れても寒くない服装(海も落ち着かなくなるので波飛沫に備えて速乾性のあるものがおすすめ)
船上(泳ぐ場合)
水着+サーフパンツ + ラッシュガード+ウェットスーツ(現地レンタル可能) + 11月以降はウィンドブレーカー(合羽兼用で上下セパレート、かつ速乾性があるのもの)も必須です。