OWAの活動
1.自主ルールの運用
小笠原には大型鯨類のウォッチングを対象とした
自主ルールが存在します。
自主ルールはクジラの自然の動きを妨げないことを目的に
1989年に制定されました。
その後、二度の改定を経て現在に至っています。
OWAはこの自主ルールの運用を行っています。
2.調査研究
ザトウクジラの来遊状況調査、
ミナミハンドウイルカの個体識別調査、
鯨類相・鳥類相調査（共同研究）、
マッコウクジラ潜水行動調査（共同研究）等、
鯨類の生態を解明するための調査研究をおこなっています。
※共同研究機関の一例：東京都小笠原水産センター、東京大学、長崎大学、帝京科学大学、国立科学博物館など。
3.普及啓発
陸上観察会や船上観察会、おがさわら丸での船内レクチャー、
総合学習ほか各種授業等の機会を通して自主ルールや
調査研究で解明した知見についての普及啓発を行っています。
4.教育
小笠原の自然とツアー参加者の仲立ちをするガイド
（インタープリター）の育成を目的として、
東京都自然ガイド（委託：東京都）および
陸域ガイド（委託：小笠原村）の講習を実施しています。
小笠原ホエールウォッチングインタープリター制度：通称IWO（自主事業）を行っています。
ツアーではOWA研究員が同行します！
ツアーでは小笠原ホエールウォッチング協会のバックアップのもと、通常の観光ツアーよりもぐっと解説などもパワーアップ！
行程中、小笠原ホエールウォッチング協会のスタッフがツアーに同行し、小笠原の鯨類についての解説をしっかりとしてくれます。
小笠原での鯨類調査の内容やその結果から見えてくる行動など、普段のツアーではなかなか聞けない内容もあります！
ミナミハンドウイルカ
体長2.5mほど。
周年小笠原群島周辺海域に生息。
ドルフィンスイムの対象となるイルカ達。
ハシナガイルカ
体長2mほど。
ミナミハンドウイルカよりも大きな群れを作ることが多い。
マッコウクジラ
水深1000mを越す深い外洋海域に生息し、
小笠原で見られるのはメスとその子供からなる母系集団が主。
遭遇率は60%程。
マダライルカ
マッコウクジラのウォッチングに外洋域へ出た際に出会うことがある外洋性のイルカ達。
くちばしの先がピンポン玉のように白いのが特徴。
ハンドウイルカ
沖合で見られるイルカ。
ミナミハンドウイルカよりも大きくなるイルカで体も一回り大きいイルカ。
ザトウクジラ
毎年小笠原の周辺海域へ繁殖のために回遊してくる大型の鯨類。
例年11月の半ば～後半にその年初めての小笠原での初ザトウクジラの目撃情報が入ります。
もしかしたら今年の最初の発見者はあなたかも？！
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